たまご屋爺さんの独り言 「?」時代
「平成」の時代が終わろうとしている。
我々の世代は運良く「昭和」「平成」「?」の三時代に生きられそうだ。
終戦の時(1945)私は小学校4年生で横浜市に住んで居た、終戦の直前にここはアメリカ軍の無差別大空襲をうけ市の中心部は灰塵となり一万人以上の人が亡くなった。
私の生きてきた「昭和」「平成」を振り返ってみると、その敗戦のとき日本はどん底の丸裸まで落ち込んだ、我々の親の世代の苦労が偲ばれる。
終戦の日、昭和天皇はそのことをラジオで直接国民に告げられた、いわゆる玉音放送である。
それを家族と聞いていた父親は突然激しく嗚咽した、私は放送されたことの意味が良く判らなかったがとにかく大変なことになると思った。
それ以来日本は現在にいたるまで戦争あるいは内乱に巻き込まれることはなかった。
それどころか平和のおかげと国民の頑張りによって経済的にも世界第二位になるほど成長することができた、つまおり悪い時から良い時に至る全過程を経験できたラッキーな世代なのだ。
一例をあげてみよう、終戦後あれ程の混乱期でありながら都市部でもほとんど餓死者はなかったし、NHKのTV初放送開始(1953)を見ることが出来たのも、またインターネットネットの一般化(1960)により普通の人でも使えるようになった、、、などなど。
確信して言えることは、来る「?」時代にはその時代の悩みごとがあるであろう、しかし同時に今まで経験したことない新しい喜びと楽しみもあるに違いない。
櫛挽(深谷市)にて